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冬至の句会。

戌の日参りの興奮も覚めやらぬまま、夜は池袋の俳句会へ。今日は1年で最後の納め句座だ。お馴染みのメンバー、初めてのメンバー、久しぶりのメンバーが相集い、いつも通り和やかに過ごす。
「久しぶりのメンバー」の1人は、5年程前に私がオットに無理やり?この句会に連れてこられた当時の、幹事の女性。彼の大学の句会の後輩だ。まだ20代で、このお久しぶりの2年間は、青年海外協力隊としてコスタリカで日本語を教えていたのだ。聞けばつい先週帰国したとのこと。元気そうでよかった。彼女はこれから国際開発を勉強して、できればそういう方面で仕事を探したいらしい。
仕事柄そういう知り合いは少なくないが、俳句関係にそういう志を持つ仲間がいるのは意外なヨロコビである。(もっともオットとは常々、「Nちゃん帰国したらきっと開発ワールドに来るかもねえ」と話してはいた。ハマル世界なのですよ。へへへ。)

さて句会は、私の成績は今イチ、今ニくらいではあったが、ひとつ先生に選んで頂いた句で、その句評がちょっとうれしかった。

 息災は果報なるべし冬至粥

先生曰く、冬至に南瓜を食べたり柚子湯に入ったりするのは、「風邪引かないぞ!」という「自力」の意識を感じるが、でもこの句では、「自分が元気なのもすべて因果応報、皆様のおかげ」という「他力」を感じ、ひいては作者の生活態度が見えてくる、とのことであった。

いやそんな、大してありがたい生活態度ではないのだが(即興句だし)、でもほんとに、今年も元気でよかったよ。

by pi-tang | 2004-12-21 23:47 | 俳句