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金木犀の木の下で。

我が子をこんな髪型で保育園に行かせるなんて、と傷心の母ちゃんが、帰宅後にノートを見ると、先生から「セガレくんの髪型かわいかったですよ!」と気休めの一言。ゼッタイ本心じゃないぞ、これ。
ところで今日のノートは、担任ではない先生が書いてくれていて、普段と文章の調子が少し違っていました。曰く:
『お庭で遊んでいる時、セガレくんは砂場で遊んだりしていました。近くに行くと、「先生、お花のきれいなのみたい?」と聞いてきたので、「見たいなあ」と答えると、手をつないで「こっちだよ」とキンモクセイの木の下に連れて行ってくれました。「こんな小さな黄色の花だよ」と言ったので、「かわいい、オレンジだね」と答えると、「そっかー、オレンジかあ」と照れくさそうにしていました。「先生、うれしい?」「うん、うれしい。すっごくうれしい。」と言って2人でキンモクセイの木を見上げていました。セガレくんは自分がきれいだと思ったものを、他の人にも見せたいという、心の広い子なんですね。』
・・・先生の筆致によるところ大ですが、なんだか設定を一歩違えたら、先生のこと口説いているみたいだわ。自らのイケてない髪型も省みずに、やるなあ、セガレ。
そんなセガレは夕食後、一人でなぜか、「キンモクセイノ~ハナ~」と放吟し続けていました。

by pi-tang | 2007-10-15 22:54 | 保育園