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ぐんぐんはしれ。

中央線に、新型車両が投入されたのは昨年末のことだったが、それ以来、ものすごい勢いで車両の交替が進んでいるようだ。最初のうちはアルミの新型車両に乗れるとラッキー!と思っていたが、今では全面オレンジ色の旧車両に当たると却ってラッキーな感じ。(テツコっぽいですが、ええ、それがなにか?)そんなにコストかけて一挙に替えななきゃいけないほど、旧車両には問題があったのかしらん、と心配にすらなる。
私は筋金入りのマルチュウ(中央線人)だが、普段の通勤時には各駅停車の総武線か東西線直通に乗って中野まで行って、その先は地下に潜ってしまうので、オレンジ色の快速電車に乗るのは休日のお出かけ時くらいだ。でもほぼ毎日、先頭車両の運転手席かぶりつきを陣取るため(あくまで降車時の便宜上)、併走するオレンジ色の電車はよく目にしている。かっこいいぞ、中央線!(テツコっぽいですが、ええ、それがなにか?)
ところで、最近のセガレの読書事情。
ぐんぐんはしれちゅうおうせん」という絵本がある。東京駅から始まって、御茶ノ水、新宿、吉祥寺、立川・・・高尾まで、各駅近辺の電車の風景が細かく描かれていて、親的にもものすごいツボにはまる本である。沿線男児必携の良書として、前から目をつけていたのを、先月やっと買い与えた。おかげ様で連日大ヒット読み聞かせ中だ。
夜、寝室でセガレに「ちゅーおーせんのごほんよんで!」とリクエストされるたび、「え、またあ?勘弁してよ、母ちゃん毎日実物見てるんだからさあ~」なんて本心はぐっとしまいこんで、はいはい、東京駅で新幹線にバイバイして、高尾駅の天狗さんにコンニチハするまで、本日もセガレと中央線の旅。
で、この本、初版が1988年なので、中央線は当然ながら全面オレンジ色。マルチュウにとっては既にノスタルジックですらある。そのうちに、その筋の人々の間でレトロなレア絵本として珍重されるんじゃないかなあ、なんて思っている。

by pi-tang | 2007-10-25 23:17 | 絵本